こんにちは!
幼稚園の頃からサッカー小僧で、大人になってからはずっとフットサルをやっているMASAです。
前回に引き続き、今回もフットサルネタです。
前回は、フットサルで勝つための必勝パターン6つを紹介しました。
フットサルの勝ち方!戦術を使った必勝パターン6選攻撃は最大の防御と言われますが、ずっと攻撃しているわけにはいけませんよね。
必ずディフェンスも必要になってきます。
そこで今回は、フットサル戦術としてのディフェンスについて、徹底的に解説します。
詳しい動き方についても図解を交えながら書いていますので、後でじっくり熟読できるように、何度も読み返せるように、ぜひブックマークしておくことをおすすめします!
ちなみに、オフェンスの動き方についてはこちらから。
【図解あり】フットサル戦術練習の決定版!オフェンスの動き方を徹底解説10年程前に「フットサルフリーク」という完全に趣味で始めたガラケーサイトを運営していた時期がありまして、そのサイトのコンテンツをリライトして公開しています。
「フットサルフリーク」のサイト自体はもうクローズしています。
この記事で公開している画像が他サイトでも無断で流用されていたりしますが、著作権はすべて「とくブログ」が保有してます。
フットサルのディフェンスの動き方を確認する前に
フットサルの戦術としてのディフェンスの動き方を確認していく前に、まずは心構え的なことから。
フットサルのディフェンスの大原則
フットサルでのディフェンスにおいて、原則として常に意識して欲しいことはこんな感じ。
- シュートを打たせない
- 飛び込まない
- 抜かれない
この3つの原則を意識しないと、ディフェンスが成り立たなくなってしまいます。
例えば、ボールを取りに簡単に飛び込んで相手に抜かれた場合、たとえ一瞬でも数的不利の状況を作られてしまいます。
また、シュートを打たせないということを意識していないと、マークしている相手との距離が離れてしまい、簡単にシュートモーションに入られてしまいます。
フットサルはサッカーと比べてコートが狭い分、キック力に自信がある選手にとっては、ハーフウェーラインのあたりでもシュートエリアになってしまいます。
ゴールから離れているからといって、マークしている相手との距離が空いてしまうと、シュートを打たれてしまうので注意が必要です。
ですので、ディフェンスをする際は、この3原則を意識しながら取り組んでください。
フットサルのディフェンスの優先順位
ディフェンスの優先順位はこんな感じです。
- シュートを打たせない
- フリーにさせない
- 一発で抜かれない
- 決定的なパスを出させない
- スピードダウンされる
- カットを狙う
まず最初に考えなければいけないのが、一発カットを狙うのではなく、シュートを打たせないということです。
当たり前のことですが、守備をする目的は失点を防ぐためです。
失点を防ぐためにはどうしたらいいか、それは相手にシュートを打たれなければいい訳です。
守備をしている時間が長いと、心理的にどうしてもじらされている感じになり、一発カットを狙ってしまいがちです。
しかし、焦れてしまったら相手の思うツボです。
逆に、相手が攻めあぐねている感覚にさせるくらいの気持ちで、あせらずじっくりディフェンスをしましょう。
フットサルでのディフェンスにおいて、一発カットを狙ってはいけません。
理由はこちら。
- 一発カットを狙って足を出すと抜かれる可能性が高くなる
- 仮に抜かれてしまうと数的不利になり、失点をする確率が上がってしまう
クレバーな選手はわざとボール取られそうなキープをして、相手が一発カットを狙って足を出してくるのを誘っているので注意してください。
ディフェンスの約束事を決める
フットサルのディフェンスは一人でやるものではありません。
局面局面では個人対個人になりますが、一連の流れの中ではチームでやるものです。
チームの共通意識として、ディフェンスの際に最低限守るべき約束事を決めておくことをおすすめします。
細かく約束事を決めるのが理想ですが、最初はちょっと抽象的でも構いません。
試合や練習をこなす毎に気づくことがあるので、その都度チームメイトと話し合って、徐々に具体的にブラッシュアップしていけばいいと思います。
例えば、こんな感じで約束事を徐々に増やしていければいいかと思います。
- プレスの位置はハーフウェーライン手前から。
- ドリブルは外に追いやる(中にドリブルさせない)。
- 試合中にコミュニケーションをとる。
- 一発で足を出さない。
- ボールばかりみない。
- 助け合う。
- フォローを早く。
何度も言いますがに、これらの約束事はチームとしての約束事です。
1人でもこの約束事を守らない選手がいれば、ディフェンスが一気に崩壊する可能性があります。
上手い人が揃っていれば必ず強いチームになるとは限りません。
一人一人のレベルはそこまで高くなくても、チームとしての約束事が明確に決まっていてまとまっているチームのほうが、試合に勝つ可能性が高くなります。
チームでの約束事をきちんと決めて、着実に勝てるチームになってください!
ゴレイロに必要なスキル
ゴレイロのポジションは一番後ろでコート全体を見渡す事ができるので、
- 全体的に味方のポジションが右寄りになっている
- 相手のポジションチェンジがパターン化されている
などの状況を把握することができます。
中で実際に動き回っている選手よりも、ゴレイロは第三者的な立場で客観的に試合の状況を把握することができるポジションです。
中で実際に動き回っている選手にとって、こういう状況って結構把握しづらいものなんですよね。
そこを後ろにいるゴレイロが冷静に見極めて指示してくれると、すごく助かるんです。
ですので、ゴレイロは、まずは「声」で味方をサポートすることを心掛けてください。
その他にもゴレイロは、1対1の場面で積極的に前に飛び出す勇気が必要です。
このとき、勢いよく前に飛び出すだけではダメで、シュートを打ってくるのか・かわしてくるのかを予測しながら前に飛び出し、どちらにも対応できるような中腰の姿勢を保つことが大切です。
その際、すぐ横に倒れない(寝ない)ことを心掛けてください。
寝てしまうと、ループシュートを狙われやすいし、簡単にかわされやすくなってしまいます。
寝ないで中腰の姿勢でドッシリとかまえて、「絶対決めさせない!」という気迫を全面に押し出せば、相手も焦ってミスする確率が高くなります。
- 声を出して的確な指示を出す-説得力のある「コート内の監督」
- 自信を持ってドッシリ構える-存在感のある「最後の砦」
- 横に倒れない(寝ない)-相手に焦りとプレッシャーを与えてミスを誘発
この3つを兼ね備えた、味方選手に頼られるゴレイロを目指してください!
フィクソに必要なスキル
フィクソは、言うまでもなくディフェンスの要です。
チームの中でディフェンス力の高い選手がこのポジションにつくことで、守備は安定します。
「守備」と言っても、相手がボールを持って仕掛けて来た場合の1対1での対応する能力、ボールがない所での相手をケアする絶妙なポジショニング能力など、一言では言い表せない要素がたくさんあります。
それらの要素を兼ね備えることで、敵にとって嫌なフィクソ・味方にとって頼りになるフィクソになることができます。
また、ゴレイロを除く4人の中で一番後ろに位置するフィクソは、ゴレイロと同じように、後ろから全体を見渡すことができます。
アラやピヴォが自陣を向いている時、つまり相手ゴールに背を向けてプレーをしている時、前の状況が見えているフィクソは、味方に的確な指示を出すコーチング能力やリーダーシップも必要になります。
ゴレイロ同様、試合の中で
「マークきてないぞ!前向けるよ!」
「相手左アラがあまり上がってこないから、(味方の)右アラはもっと積極的に仕掛けても大丈夫だよ!」
「カウンター仕掛けられたらピンチだから、あまり上がりすぎるな!」
などの声を掛けることで、アラやピヴォを助ける事ができます。
また、フィクソには攻撃時のチャレンジするパス(取られる可能性が高く通るかどうかわからないけど、通ればチャンスになるようなパス)とは違い、味方に確実につなぐようなパス技術が必要です。
自陣深くに位置するフィクソがパスミスばかりを繰り返していたら、攻撃どころか相手に攻められっぱなしになってしまいますよね。
まとめとして、
- ディフェンス力-1対1、カバーリング、ポジショニングなどの様々な要素を総合したディフェンス力
- 統率力・リーダーシップ-味方への的確な指示出し
- ミスのないパス技術-リスクのない確実性の高いパス技術
の3つが、フィクソに必要なスキルです。
フットサルのディフェンスにおけるゾーンとマンツーマン
フットサルのディフェンスにおいて、ゾーンで守るかマンツーマンで守るかによって、人の動き方や役割チームとしての約束事が変わってきます。
ここでは、ゾーンとマンツーマンのそれぞれメリットとデメリットについて解説します。
- 自分のディフェンスの持ち場がはっきりするため、マンツーマンに比べて守りやすい。
- 体力の消耗を抑えることができる。
- ボールを奪った直後の攻撃も、高い確率で自分のポジションからスタートできる。
- マークの受け渡しが難しい。
- 上手く受け渡しをしないとマークがズレてしまう。
- つい味方を頼ってしまい、タイトなマークをしなくなってしまう。
- ディフェンスの意識が高くなる。
- 失点された場合、原因がはっきりしやすい。
- 自分のディフェンスの持ち場がはっきりしない。
- ポジションチェンジが激しい分、体力の消耗が激しい。
- 局面局面でポジションチェンジを繰り返すので、動きが複雑になる。
ゾーンでのディフェンスに関しては、個の力に頼らず、チーム全体として守っているという意識を持つことが大切です。
マークの確認や味方が抜かれた場合のフォローなども考慮して、バランスを保ちながら守ることを意識しましょう。
一方、マンツーマンでのディフェンスに関しては、個人対個人の局面が多くなるので、個の力で守る比重が高くなります。
自分のところからやられまいという意識から、ディフェンス意識は高くなりますが、その分体力の消耗や攻撃への切り替えが遅くなってしまいます。
初心者の方が多いチームの場合は、ディフェンスの持ち場がはっきりしているゾーンで守ったほうがやりやすいです。
複雑なことをあれもこれもやると、試合中に混乱してしまいますよね。
ゾーンもマンツーマンも一長一短です。
どっちで守るかは、チームの方向性や約束事・上で紹介したメリット/デメリットを考慮して決めてください。
プレス位置の決定
プレスをかける位置を決定しておかないと、どこでボールを取りに行くかの共通意識が徹底されていないため、チームとしてまとまりのないディフェンスになってしまいます。
ですので、ゾーンで守るにしろマンツーマンで守るにしろ、プレスをかける位置を決定しておきましょう。
※赤:自分のチーム
※青:相手チーム
※緑:ボール
プレスをかける位置としては、相手がハーフウェーラインから自陣に入って来たらプレスをかける、というのが王道です。
相手がまだ相手陣内にいるときにプレスをかけてボールを奪えればビッグチャンスになりますが、その分体力を消耗してしまうため、あまりおすすめできません。
ラスト1分、1点差で負けててこのままではマズい!
というような勝負所の場面でのみ、オールコートプレスをかけましょう。
数的有利でのディフェンス
数的有利の状況の場合、まずは1人ずつ相手のマークにつきます。
次に、残りの選手は味方が抜かれてしまった時のことを考えてフォローできるポジションを取ります。
注意して欲しいのは、マークについている選手は、後ろにフォローしてくれている味方がいるからといって、気を抜いてはいけません。
ここで気を抜いてしまって相手に抜かれたら、せっかくの有利な状況で守るというプランが崩れてしまうからです。
この状況を守りきれるかどうかは、フォローに回っている選手にかかっています。
フォローに回っている選手がマークをしている味方に、どっちかを切るように指示します。
中を切るように指示をしたら、マークに付いている味方は相手に絶対に中に行かせてはいけません。
縦を切るように指示をしたら、マークに付いている味方は相手に絶対に縦に行かせてはいけません。
ここでは仮に、中を切るように指示したとします。
[中を切る=縦に行かせる]という意味なので、フォローに回っている選手が縦に突破しにきた相手に対峙し、相手が突破するスペースを潰しながら2人掛かりでボールを奪いにいきます。
2人に囲まれてしまった相手(ボールを持っている選手)は、1人で突破するのが難しくなったため、パスを狙います。
もう1人の相手をマークしている味方は、スルーパスなどの決定的なパスを出させないようなポジション(自分の裏を取られないようなポジション)取りをしないと、一気に下の図のようなピンチになってしまうので気をつけてください。
もう一人の相手をマークしている味方は、バランスを見ながら、決定的なパスを出させないような位置で、且つ自分のマークする相手から離れすぎないポジションを取るのが基本です。
ボールを持っている相手選手をここまで(中も縦もきられていて、味方へのパスコースもケアされている状況まで)追いつめることができれば、攻めきられることは少なくなるはずです。
2人掛かりで囲んで突破されたら話は別ですが(笑)
数的に有利な状況を作ると、ディフェンスはものすごく楽になります。
反対に、数的に不利な状況を作られると、ディフェンスは苦しくなります。
失点を減らすために、是非覚えておいてください。
数的不利でのディフェンス
フットサルの試合では、数的不利の状況に追い込まれてしまう時があります。
例えば、試合の終盤に体力が落ちて戻りが遅くなってしまった時や、相手にカウンターを仕掛けられた時などです。
数的不利の状況をなくすのが理想ですが、なかなかそうもいきません。
そのようなピンチの状況を、どう切り抜けるかで勝敗を大きく左右します。いざという時のために、対策を練っておきましょう。
数的不利の状況を切り抜けるためのポイントは2つあります。
- 相手を遅らせること。
- 簡単にシュートを打たせないこと。
相手を遅らせる理由は、相手の攻撃のスピードをダウンさせて、味方がディフェンスに戻る時間を作るのと同時に、ディフェンスの準備を整えるためです。
相手の攻撃を遅らせるためには、縦パスを出させないことが重要です。
ディフェンス側にとっては、スピードに乗って縦に来られるのが一番怖いわけです。逆に言うと、スピードに乗って横に来られてもそんなに怖くありません。
縦を切って横に行かせることが、相手の攻撃を遅らせるコツです。
それと、フリーの状態でシュートを打たせないように、体を寄せてシュートコースを限定します。
相手がシュートを打つ瞬間にファーサイドへのシュートコースを完全にブロックしてしまえば、ニアサイドにシュートがくることをゴレイロに教えてあげることができます。
数的不利の状況になった場合は、この2つのことを意識して守ることが鉄則です。
1対2での守り方
相手にカウンターを仕掛けられて1対2の状況になってしまった時の対処法を解説していきます。
まずは、相手を遅らせることを第一に考えます。
相手の攻撃のスピードをダウンさせて、味方がディフェンスに戻る時間を作るのと同時に、ディフェンスの準備を整えるためです。
2対3や3対4の場合ならやり方によっては遅らせることができますが、1対2の状況、つまりディフェンスが自分1人の場合は、遅らせるのがすごく難しいです。
縦を完全に切っても横にパスを出されればピンチになりますし、横パスを切っても縦に突破されればピンチになります。
では、どうすればいいのかというと、ゴレイロを頭数に入れて2対2にしてしまいます。
ただし、ゴレイロ頼みになってはいけません。出来る限りのディフェンスをして、ゴレイロを助けましょう。
まずは、ディフェンスの選手は、完全に横パスを切ってしまいます。
横パスを切りながらジリジリと詰めていき、縦に行かせるのではなく、なるべくサイドに追いやっていきます。
サイドに追いやってカットなりブロックをしてボールを外に出してしまえば100点ですが、なかなかそうも行きません。
その場合は、縦に突破してきた相手に自由にシュートを打たせないように、体を寄せてシュートコースを限定します。
具体的にどう限定するかと言うと、ファーサイドへのシュートを絶対打たれないように足を出してブロックし、ゴレイロがいるニアサイドにシュートを打たせます。
シュートコースを限定することで、ゴレイロへシュートが飛んでくるコースを間接的に伝えることができます。
余談ですが、横パスを切られた相手攻撃の選手は、あとは自分で突破しなければなりません。
数的有利の攻撃側の選手にとって、味方へのパスという選択肢は、精神的なアドバンテージとしてものすごく大きいものです。
そのアドバンテージがあるからこそ、自分でも突破できるし相手を惑わすことができると考えています。
しかし、そのアドバンテージを完全に切られるとあとは突破するしかないという、数的有利だったのになぜか追いつめられてしまった感が少なからず出てきます。
このように、相手にとっての精神的なアドバンテージを逆に利用することで、1対2でのディフェンスへの取り組み方が変わってくるはずです。
このことを意識して、1対2の練習に取り組んでください。
1対3での守り方
攻守の切り替えを早くすることが徹底されていれば、1対3の状況を作られることはあまりありません。
しかし、体力を消耗してしまっている試合終盤の時間帯は、頭ではわかっていても体がついていかない場合があります。
万が一1対3の状況になってしまったとしても、しっかり対処できるようにしておきましょう。
1対2で説明した通り、相手を遅らせることを心掛けるのですが、自分一人で相手3人の攻撃を遅らせるのはすごく難しいですし限界があります。
ですので、1対2の時と同様に、ゴレイロを頭数に入れて2対2の状況を作り出します。
どちらかのサイドを完全に切って、パスを出させます。ここでは仮に、左を切って右にパスを出させたとします。
パスを出させたら、今度は中へのパスを完全に切りながらボールに対して素早くプレッシャーを掛けにいき、なるべくサイドへ追い込むようにします。
こうすることで、ボールを持っている相手の攻撃の選択肢を減らし、左サイドでのプレーに限定させることができます。
ここで、中へのパスを切ったにもかかわらずパスを出されてしまったら、ちょっと厳しいですね。。
中へのパスを切った場合は、絶対に中へパスを出させてはいけません。
サイドに追い込めなくて相手にシュートを打たれてしまうような場合は、ファーサイドへのシュートを完全にブロックして、ゴレイロのいるニアサイドへシュートを打たせます。
これも1対2の時と同じです。
1対3のディフェンスのポイントは、どちらかのサイドを完全に切ってパスを出させた後に、中へのパスを切りながらどれだけ早くプレッシャーを掛けにいけるかにかかっています。
このことを意識しながら、練習に取り組んでください。
セットプレー時のディフェンス
セットプレー時のディフェンスで大切なことは、味方の選手とコミュニケーションをとってマークの確認をすることです。
ただなんとなく確認するのではなく、できるだけ細かいところまで確認してください。
例えば、何番を誰が見るということだけではなく、ここにボールがきたら自分がチェックに行く、ここから先は任せる、シュートが来たら誰がブロックしに行く、など。
これを怠ると、失点につながる可能性が高くなってしまいます。
こんな感じでセットプレーが始まるとします。
このような状況で確認作業を怠ってしまうと、プレーが再開した時に3番と4番が2人でチェックにいく可能性が出てきます。
2人でチェックにいってしまうと、自陣ゴール前で相手の選手がフリーになり、場合によっては決定的なピンチを招いてしまいます。
確認作業を怠ったことが原因で、このような状況になってしまうのは十分に考えられます。
3番がチェックにいき、4番は近くにいる相手をマークすると確認していたら、決定的なピンチを招かずに済みます。
セットプレー時のディフェンスで大切なことは、マークの確認をすることです。
たったこれだけでも、失点を芽を摘むことができます。
試合中にすべてを確認する時間はないので、ある程度のことはあらかじめ試合前に確認しておきましょう。
カウンター狙いの守り方
カウンターを意図的に仕掛けるための守り方を紹介します。難易度はちょっと高めです。
相手のフィクソがボールを持っていたと仮定します。
もうこの時点で、カウンター攻撃を仕掛けるためのディフェンスが始まります。
味方のピヴォは、どっちかのサイドのパスコースを完全に切ってしまいます。
ここでは左のパスコースを完全に切ったと仮定します。
左のパスコースを切った場合、今度は味方の右アラが、相手のピヴォへの縦パスを切ります。
つまり、相手の左アラへパスを出させます。
相手の左アラがボールを持ったら、味方の右アラは縦の突破を切りながらプレッシャーをかけにいきます。
同時に、味方のピヴォも連動してバックパスを切りにいきます。
さらに、味方の左アラも横パスをケアします。
これで、ボールを持っている相手左アラは、縦への突破、右アラへの横パス、後ろへのバックパスが出来ません。
残っている選択肢は一つ、ピヴォへのパスです。
このピヴォへのパスを、味方のフィクソが狙います。
このパスを相手左アラに出させてカットするために、今までの連動した動きがあるわけです。
相手ピヴォの前でパスカットした時点で数的有利(4対3の状況)になり、カウンターを有効的に仕掛けることができます。
パスカット後のカウンター攻撃については、こちらのページの「カウンター攻撃の攻め方」で紹介してますのでぜひ参考にしてください!
【図解あり】フットサル戦術練習の決定版!オフェンスの動き方を徹底解説まとめ
いかがでしたでしょうか?
フットサル戦術としてのディフェンスについて、解説しました。
ちなみに、オフェンスの時の動き方についてはこちら。
【図解あり】フットサル戦術練習の決定版!オフェンスの動き方を徹底解説このページに書いている内容をチームメートと共有して、無失点試合を増やしてください!